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JAQUWA

masAto/
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9/11 Tribute Concert 2019 by JAQUWA @ Tenri Cultural Institute of NY, Union Square Subway Station on 18 th Anniv. Memorial Day of 9/11 attacks
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    冒頭に台風15号に伴う激甚災害により、千葉県、並びに全国各地にて
    被害にあわれている皆様に対し、謹んで心よりお見舞い申し上げます。

    一方、米CNNによれば、超大型ハリケーン「ドリアン」の直撃した
    バハマにおいて、甚大な被害が発生しており、同国を直撃したハリケーン
    としては過去最大規模のカテゴリー 5にて今月1日に上陸。
    判明している犠牲者は少なくとも50人なるも、アバコ、グランドバハマ
    両島での捜索や救出作業が進めば、さらに増える可能性を示唆しており、
    同国北部の諸島では住民約7万人が住居や所持品などを全て失ったとも
    報道がなされています。

    世界各地で自然災害の被害が拡大する中、9月7日午前便にてNYへ渡航、
    幸いにも無事現地に到着することが出来ました。

    ★Tokyo Sky View: #1.1

    ★CNN: #2.1, 2.2



    9.11米国同時多発テロ事件より18周年を迎えるニューヨーク。
    町の様子は穏やかな週末を過ごされる地元の方々を垣間見る一方、
    9.11に関する報道は、遺族を悼む報道は陰を潜め、米CNNでは、
    トランプ米大統領が9月7日のツイートで、アフガニスタンの
    反政府勢力タリバーン、ガニ大統領と9月8日に秘密の和平会談を
    首都ワシントン郊外の大統領専用の山荘「キャンプデービッド」
    開く予定だったが、アフガンの首都カブールでのテロを受けて中止
    したと述べた。と報じられており、加えて英BCCでは、米同時多発
    テロが起きた「9月11日」のわずか数日前に、タリバンを迎え入れる
    可能性を考慮していたことをめぐり、トランプ氏には批判の声が
    上がっているとも指摘しています。
    いずれにしても、プロパガンダに傾倒した報道に終始しており、
    悲劇の記憶の風化を感ぜずにはいられない想いに陥りました。

    ★Washington Square Park; #3.1~3.3



    #3.3. Twin Trumpet Quintet

    ★CNN: #4.1, 4.2



    到着初日9月7日の午後、渡航メンバー3名にて9/11メモリアル博物館に
    参りました。18年前、現地にて何が起こったのか。当時の遺品・遺物、
    映像等が時系列に展示されており、加えて、解説員の方の館内ガイド
    ツアーも設定されていることから、初めてこの地を訪れた方でもより
    具体的に分かりやすく理解が深められる体験型の展示構成となっています。
    初心に帰り、今回新たに参加されるメンバーの方もおられることから、
    今一度、18年前の事件の断片を想い起こし、再考する趣旨からもかの地を
    訪れました。

    ★9/11 Memorial Museum: #5.1~5.11











    2019年9月8日(日)午後3:30〜今年も昨年、一昨年に引き続き、
    ニューヨーク市マンハッタン区ダウンタウンにあるグリニッジ・
    ヴィレッジ地区にある文化協会Tenri Cultural Institute of New York
    (TCI)より幸運にも招聘を頂きましたことから、昨年、一昨年に共演
    させて頂いたコントラバス奏者の村木充氏に加えて、今年は令和元年
    でもあり、新たな和楽器奏者のゲストメンバーとして、若手、新進気鋭
    の尺八奏者、大山貴善氏を迎えた初めてのトリオ編成にて演奏会を開催
    させて頂きました。
    ★9/11 Tribute Concert @TCI: #7.0~7.11















    9.11米国同時多発テロ事件より18周年となる9月11日の
    3日前、改めて、突然、命を絶たれた約3,000人の罪なき
    犠牲者の無念の魂、その生への意志を忘れずに祈りを捧げる
    こと、加えて、世界中で変わらざる壁を越えて(beyond the wall
    irrevocable)、明日への希望を求める人々、難民生活の中で教育
    の機会を奪われ、虐げられる子供たち。彼ら彼女たちの明日への
    希望、平和、平穏への祈りも込めた趣旨の追悼演奏会を関係者の
    皆様の深いご理解とご協力の元に今年も無事に開催させて頂く事
    が出来ました。

    改めまして、これまでJAQUWA/寂和を陰ながら支え、見守り
    頂きました皆様、そして、ご支援をいただいた皆様のご配慮、
    ご厚情に対し、心より深く感謝御礼申し上げたいと存じます。

    今年はトピックスとして、大山貴善氏、並びに、村木充氏を
    それぞれフィーチャーし、Saxとのコラボレーションを通して
    共演をさせて頂きました。
    プログラム終了後、幸いにもアンコールを頂戴しご来場頂いた
    NY在住の地元の方々より湧き上がるような心のこもった温かな
    拍手、反響も頂きました。心より感謝の念に堪えません。

    改めてご来場頂いた地元のお客様、そして、この貴重な
    機会を与えて頂いたTenri Cultural Institute of New York
    関係者の皆様、今回初めてご一緒させて頂いた共演者様、
    そして、何よりもこれまで陰ながら応援下さったサポーター、
    並びに全ての関係者の皆様に対し、心より深く感謝し、
    厚く御礼申し上げたいと存じます。

    ●JAQUWA/寂和 9/11犠牲者追悼演奏会2019 プログラム
    9/11 Tribute Concert 2019 by JAQUWA at Tenri Cultural Institute of New York
    <”white-wAll: beyond the wAll irrevocable”〜変わらざる壁を越えて〜>
    〜追悼、明日への希望の光、平和そして平穏への祈り〜
    ”white-wAll: beyond the wAll irrevocable ~Kawarazaru-Kabe-wo-Koete~”
    -Requiescat, Ray of Hope for Tomorrow, Prayer for Peace and ordinary-
    3:30 pm, Sunday, September 8th, 2019
    1. Quiet Lights: Soprano Sax Solo
    2. pArfait Amour (prelude): 箏Solo
    3. pArfait Amour (part-1): 箏, 尺八, Contrabass
    4. pArfait Amour (part-3) Silk Waltz/Green Silk Road: 箏, 尺八, Contrabass
    5. My Favorite Things: 箏, 尺八, Contrabass
    6. Theme of Shakuhachi: 尺八Solo
    7. SAQURA-fragile: 箏Solo
    8. SAQURA-Soul~桜霊~: Vocal, Piano, 尺八, Contrabass
    9. Michi ~道~: Vocal, Piano, 尺八, Contrabass
    10. ordinAry (part-1): Soprano Sax Solo
    11. 明日への希望の光-Ray of Hope for Tomorrow-: 箏Solo
    12. Theme of Bass: Contrabass Solo
    13. white-wAll: Vocal, 箏, 尺八, Contrabass
    (Encore)
    Scarborough Fair: Vocal, 箏, 尺八, Contrabass

    #1,2,3,4,7,8,9,10,11,13: Comp/Lyrics: 武藤正人, Masato Muto
    #5: Richards Rodgers, #6: Featuring: 大山貴善, #12: Featuring: 村木充
    ★Flyer (Designed by Nahomi Maki and masAto/)


    明けて9日午前中、昨年に引き続き地下鉄Union Square駅
    構内の9/11 犠牲者の方々の御名前が刻まれた壁面の前にて
    心を込めて追悼演奏をさせて頂きました。
    通勤途中に足を止めて立ち寄られ、真摯に耳を傾けて下さる
    方々もおられ、深く感謝の念に堪えません。
    ★Union Square Subway Station: #8.1,8.2,8.3




    今年も世界貿易センタービル北棟、南棟跡地の巨大な
    プールの周りに刻まれた墓碑銘の上にいくつもの国旗や
    花が手向けられ、亡くなられた方々への静寂の祈りが
    滝壺に流れ落ちる水音の音と共に寂しく厳粛に響き渡って
    いました。
    ★Ground Zero: #6.1


    聳え立つOne WTCと寄り添うOculus
    他者との相違性と同一性を訴求するOculus前に設置された
    彩色の施されたメッセージボードと内部に掲げられた星条旗
    ★One WTC and Oculus: #6.2,6.3,6.4




    難民と移民受け入れ表明を掲げるAscension教会
    ★The Church of The Ascension: #9.1~9.2



    薄曇りの静寂な朝を迎えるWashington Square Parkの生命
    ★Washington Square Park: #10.1~10.3





    9.11同時多発テロ事件より18年。NHKの報道では、
    9.11メモリアル博物館クリフォード・チャニン副館長の
    インタビューにて、事件をいかに風化させず、同氏が広島の
    原爆資料館を訪れ、時代を超えていかに次世代にその意味を
    伝えるかを焦点に特集報道がなされています。
    「ニューヨークや広島の博物館は“生き物”。
    時代と共に新たな情報・見方・疑問も出てくる。
    広島のような戦争を伝える博物館の果たすべき責務は、
    過去の歴史に忠実であり敬意を払い、どのような時代となっても
    “いま”を生きる人たちに単に歴史ではなく、なぜ今“過去の悲劇”を
    知ることが重要かを理解できるようにすることだ。」
    と同氏は語られています。

    ★NHK 11.0
    https://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2019/09/0911.html
    「米同時多発テロから18年 9.11博物館 記憶をどう語り継ぐ」


    来年2020年は、9.11米国同時多発テロ事件より19年目となり、
    米国は大統領選挙の年となりますが、米中貿易戦争、ポピュリズム
    (大衆迎合主義)や保護貿易主義の台頭による世界経済の不透明感は
    依然として拡大傾向にあり、加えて、世界各地に蔓延する過激思想家
    によるテロの懸念も同様に収束の方向性が見通せない中、
    国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の活動報告2018に
    よれば、国連総会において2018年に採択された協定
    「難民に関するグローバル・コンパクト」が目指す難民
    支援における世界の協働がいかに、差し迫った課題であるか
    ということを訴求しています。
    難民をパートナーとしてとらえ、経済的な機会や土地、
    サービスを共有するケニアの人々。破壊された家を
    地道に再建するシリアの東グータの人々。難民と地元
    のために雇用を生み出すイランに逃れた企業家たち。
    逃れてきたベネズエラの人々に手を差し伸べている
    自国内で避難生活を送るコロンビア人コミュニティなどが
    紹介されており、難解な世界で不安定な政治に遮られながらも、
    未来をつくり、逆境を乗り越える人々の努力とたくましさ、
    決断、創造力が紹介されています。


    今、私達に出来ることは何か。

    今改めて、物質的豊かさの前に忘れ去られた過去の罪なき犠牲者の
    生への意志、いまだ身元が特定されない御遺族のやり場のない怒り、
    哀しみ、あきらめきれない想いがあることを忘れず、多少なりとも
    その想いに寄り添い、次の世代に対し、暴力の連鎖、負の連鎖に
    未来は無いこと、そして、平和への祈りの連鎖こそが明日の平和を
    創り続ける原動力となることを胸に秘め、微力ながら音楽を通して、
    次の未来の世代に粘り強く語り継いでいきたいと想います。

    このニューヨークの地にて、今年令和元年も一期一会の新たな出会い
    と共に、皆様より頂いた貴重なお言葉、ご厚情に心より深く感謝しつつ、
    JAQUWA/寂和は引き続き、新たな楽曲制作、編曲、意匠制作等の
    創作活動に加えて、異なる分野の専門家の方々とのコラボレーション
    等、多方面に模索しつつ、最新作のアルバム制作準備を進めるべく
    一歩一歩着実に確実に前進し続けて参りたいと存じます。

    エンパイア・ステート・ビルディング展望台より望む上弦の月
    ★Under the moon view from top of the Empire State of Building 12.1~12.2



    以上
    JAQUWA-masAto/
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