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JAQUWA

masAto/
<< Announcement of 9/11 Tribute Concert by JAQUWA for Victims and Survivors at NY Buddhist Church on 11th Sept, 2016 | main | A message of condolences and gratitude in 2016 >>
9/11 Tribute Concert 2016 @ NY Buddhist Church, Ground Zero, Central Park and elsewhere as 15th Anniv. memorial day of 9/11 attacks
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    冒頭に一昨日9月17日夜半、ニューヨーク市マンハッタン
    中心部繁華街にて発生した爆発事件により負傷された
    皆様に対し、心よりお見舞い申し上げます。

    気象庁観測以来初めて東北地方の太平洋側から上陸し、
    甚大な被害をもたらしたUターン台風10号の余波も
    さめやらぬ中、幸いにも天候の回復により9月10日
    午前便でのNYへの渡航が無事叶った事から、2016年
    9月11日(日)14:00〜今年も幸運にも昨年、一昨年に
    引き続き、NYマンハッタン島北西部、ハドソン川沿い
    に面した閑静な住宅街にある小さな教会NY Buddhist
    Churchにて、15年前に発生した9.11米国同時多発テロ
    事件により亡くなられた約3,000人の罪なき犠牲者、
    そしてその御遺族に捧げる追悼演奏会を関係者の皆様
    の深いご理解とご協力の元に無事に開催させて頂く事
    が出来ました。

    今日に至るまでJAQUWA/寂和を陰ながら見守り、支えて
    下さった全ての皆様に心から深く感謝の念に堪えません。
    改めて厚く御礼申し上げたいと想います。


    ★1:2016年9月10日渡航前


    ★2:明日への船出

    今年は15周年の節目、ジョン・F・ケネディ国際空港内に
    初めて自動入国審査端末(APC KIOSK)が導入され従来より
    入国手続きが簡略化される一方、警備も強化される中、
    前日の10日に現地に無事到着しました。

    今年もヴァイオリニストの内田沙理さん、ピアニスト
    兼作編曲家・サウンドクリエーターの竹腰コウセイさん、
    そして、沖縄出身のアーティスト、イベンターで平和
    活動家の新垣朝一さんに同行頂きました。

    渡航初日、翌日の公演を控え、教会でのゲネプロ(通し
    リハーサル)を入念に行いました。昨年初めて実現した
    NY現地で活躍されるギタリストShu Nakamuraさんとの
    コラボレーションも今年も実現させて頂く機会に恵まれ、
    前述のゲネプロにもご参加頂きました。




    ★3.1-3.3:NY Buddhist Church



    ★4.1-4.2:ゲネプロ風景

    9月11日当日の朝、渡航メンバー全員にて、テロ事件現場
    のグラウンド・ゼロに参り、最初に攻撃を受けた世界貿易
    センタービル・ツインタワーの北棟の下、15年前の2001年
    12月24日の深夜、事件後初めてのクリスマスイヴに単身
    この地に参り、さながら恐竜の墓場と化したグラウンド・
    ゼロの前で無心に箏を奏でたその場所で、8時46分、
    メンバー一同、黙祷を捧げました。




    ★5.1-5.4:グラウンド・ゼロ

    今年は15周年の節目、かつ、米国大統領選挙の年でもあり、
    注目度も例年に比べて高く、民主党クリントン候補、
    共和党トランプ候補もグラウンド・ゼロに訪れており、
    警備も強化されていました。
    一方、ツインタワー倒壊時に発生した粉じん等が原因で
    がんと診断された被害者の数が過去2年半で3倍以上増加し
    5,400人以上に上ったことがワールドトレードセンター
    健康調査プログラム報告で明らかにされたとの現地新聞
    報道(週刊NY生活2016年9月10日)もあり、15年の時を
    超えて、テロからの復興が推し進められてきた反面、
    グラウンド・ゼロに出動してきた警察官・救急隊員・
    消防士・ボランティア・近隣住民等の方々の健康被害の
    悪化が拡大しており、改めてその爪痕の深さを感ぜずには
    いられません。


    ★6:現地報道(CNN)


    ★7:現地報道(週刊NY生活(2016年9月10日付け)

    9月11日(日)11:00〜9/11犠牲者追悼の法要が静かに屋外の
    親鸞聖人銅像の前で執り行われ多くの参列者と共にお祈り
    を捧げて参りました。
    ちなみにこの銅像は、61年前に広島で被爆した浄土真宗の
    開祖、親鸞聖人の銅像で、61年前に同Churchに寄贈され、
    昨年は60周年の記念式典が催されていました。
    太平洋戦争の前後、当時の日系移民の苦難の歴史を
    乗り越えてハドソン川沿いに静かにその像は佇んでいます。


    ★8:9/11追悼式法要風景

    9.11同時多発テロ事件より15年。イラクとシリアで支配
    地域拡大を果たした過激派組織「IS(イスラム国)」は、
    勢いに陰りを見せるも、欧州においてパリ、ニース、
    ブリュッセルでの一般市民を標的とした残忍な同時多発
    テロ事件を引き起こし、アジアにおいてもインドネシア・
    ジャカルタ、トルコ・イスタンブール、バングラデシュ・
    ダッカ等においてもIS関連のテロ事件が発生。
    更に、フロリダ州オーランドでの米国史上最悪の銃乱射
    事件が発生する等、過激思想家によるテロが拡散する事
    となり、世界情勢はなおも混迷を極め、混乱の渦は収束
    するどころか、更に拡大の一途を辿るように伺えます。

    今、私達に出来る事は何か。音楽を通して微力ながら
    世界中の苦しむ人々、子供達に希望の灯をともす事は
    出来ないだろうか。改めて、テロの世紀の原点となった
    9.11の悲劇の現場にて、亡くなられた約3000人の魂の
    ご冥福をお祈りすると共に、9.11以降も世界中に拡大し
    続けるテロ、そして報復攻撃による罪なき犠牲者の魂の
    鎮魂の祈りも込める趣旨にて、本演奏会を開催させて
    頂きました。

    増え続ける犠牲者、そして、心に深い傷を負われた
    御遺族に寄り添い、それぞれの悲劇を風化させず、次の
    世代に語り継いでいくこと、加えて、世界中で今もなお
    苦しむ難民生活を余儀なくされる人々、そして、子供達
    が負の連鎖、暴力の連鎖に陥るのではなく、明日への
    希望の光、平和、そして平穏な元通りの生活が取り戻
    されることを祈りつつ、今年もまたプログラムを練り直し、
    志を同じくする素晴らしい共演者、アーティストの皆様
    と共にテロの世紀の原点であるNYの地にて無心の演奏を
    お届けして参りました。


    ★9.1:追悼演奏会風景

    今年は3部構成にて、前半は「鎮魂」。後半は「明日へ
    の希望の光」そして「平和と平穏への祈り」として新曲、
    新アレンジも織り交ぜ、絶望から希望へ転生する立体的な
    構成にて臨みました。
    一昨年9月、初めてNYBCにてお披露目したトリオ編成も
    今年で3年目。同トリオにて昨年レコーディングを行い、
    2015年9月2日にリリースさせて頂いた"pArfait Amour
    Episode II"の収録曲から4曲(pArfait Amour(prelude,
    part-1,3), SAQURA-soul/桜霊)、加えて、今年のプロ
    グラムの為に書き下ろした新曲"SAQURA-frAgile/寂桜"
    並びに新アレンジを加えた箏の独奏曲"明日への希望の
    光/Ray of Hope for Tomorrow"も織り込ませて頂き
    ました。


    ★10:9/11追悼演奏会プログラム

    今年もトピックとして、内田沙理さんをフィーチャーし、
    ご自身にて選曲されたカバー曲「シンドラーのリスト」
    「花」を前半、後半にそれぞれ1曲づつピアノ伴奏と共に
    演奏頂きました。
    続けて竹腰コウセイさんをフィーチャーし、ご自身が
    作曲された楽曲「LIFE」を演奏頂きました。
    そして、プログラム最後に小職のオリジナル曲"white-
    wAll"では、前述のNY在住のギタリストShu Nakamuraさん
    にゲスト参加頂き、コラボレーションをさせて頂きました。
    また、毎年広島、長崎の平和祈念式典に参加され、熊本
    震災復興ボランティアにも意欲的に取り組まれる新垣朝一
    さんには、今年も終始、本演奏会を多方面からサポート
    頂きました。

    プログラム最終曲の後に幸いにもアンコールを頂き今年も
    1曲、Simon & Garfunkelのカバーで有名なイギリス民謡
    "Scarborough Fair"をお届けし幕を閉じました。

    舞台終了後、暖かい拍手を今年も長く頂戴し、NY在住の
    作曲家の方、昨年もご来場いただいた地元の住民の方々等
    たくさんの皆様より暖かい反響を頂きました。
    メンバー一同、心より感謝の念に堪えません。

    改めてご来場頂いた地元のお客様、そして、この貴重な
    機会を与えて頂いたNY Buddhist Church関係者の皆様、
    そして、昨年同様に今年も志を同じく演奏を共に出来た
    共演者、応援下さったサポーターの全ての皆様に対し、
    心より深く感謝し、厚く御礼申し上げたいと想います。









    ★11.1-11.7:9/11追悼演奏会風景2

    ●JAQUWA/寂和 9/11追悼演奏会プログラム
    JAQUWA - 9/11 Tribute Concert at NY Buddhist Church
    2:00 pm, Sunday, September 11th, 2016

    <Section-A:鎮魂/Requiescat>
    1. Quiet Lights: Soprano Sax Solo
    2. pArfait Amour (prelude): 箏Solo
    3. pArfait Amour (part-1): 箏, Violin, Piano/Keyboard
    4. pArfait Amour (part-3) Silk Waltz/Green Silk Road: 箏, Violin, Piano/Keyboard
    5. Theme from “Schindler’s List”: Violin, Piano/Keyboard
    6. SAQURA-Soul: Vocal, Piano, Violin, Keyboard
    7. SAQURA-frAgile/寂桜, 箏Solo

    <Section-B:明日への希望の光/Ray of Hope for Tomorrow>
    8. 光-hiqAri -Ray of Hope for Tomorrow-: 箏Solo
    9. 道/Michi, Road to Soul, Soul to Call: Vocal, Piano, Violin, Keyboard

    <Section-C:平和・平穏への祈り/ Prayer for Peace and ordinAry>
    10. 花: Violin, Piano, Keyboard
    11. LIFE: Piano, Violin, 箏
    12. white-wAll: Vocal, 箏, Violin, Piano/Keyboard

    #1,2,3,4,6,7,8,9,12: Comp/Lyrics: 武藤正人, Masato Muto、
    #5,10: Featuring: 内田沙理, Sally Uchida
    #11: Featuring/Comp: 竹腰コウセイ, Kosei Takekoshi


    今年もまた、幸運にも現地邦人向け新聞のNY週刊生活(9月3日付け)
    でもお取り上げ頂きました。



    ★12.1-12.2:NY週刊生活(2016年9月3日付け)

    12日未明、単身グラウンド・ゼロを訪れ、立ち上る蒼き追悼の光
    の下、鎮魂の祈りを捧げました。
    ツインタワー跡地の巨大なプールの周りに刻まれた墓碑銘の上に
    いくつもの国旗や花が手向けられ、故人を偲ぶ静かな祈りが滝壺
    に流れ落ちる水音の音と共に寂しく厳粛に今年も響いていました。







    ★15.1-15.4:追悼の光と哀しみのプール

    そして、被災者救助活動中に殉職したニューヨーク市消防局(FDNY)
    の殉職者を追悼するブロンズのレリーフは約300人のもう一つの
    忘れてはならない悲劇を静かに伝え続けています。
    その壁面の下には今年も無数の遺影、花束、そして、折り鶴も備え
    られていました。
    「力尽きた者たち、職務を遂行し続ける者たちに捧ぐ。我々は決して
    忘れることはないだろう。」






    ★16.1-16.4:FDNY追悼レリーフと献花と折り鶴

    ニューヨークで最も歴史の古い教会トリニティ教会の裏手の路上
    にて、立ち上る追悼の光に向けて心を込めて鎮魂の自作レクイエム
    "Quiet Lights/寂光"をSoprano Saxの独奏にて奉納演奏をさせて
    頂きました。



    ★17.1-17.2:グラウンドゼロ付近での演奏(トリニティ教会)


    明けて12日午前中セントラルパーク北部にある小高い丘グレート
    ヒルに、新垣さんと共に参り、前日の演奏会でも披露した9/11の
    犠牲者追悼と共に込めてきた想いの筝の新曲"明日への希望の光/
    Ray of Hope for Tomorrow"心を込めて演奏させて頂きました。

    公園内を散歩される近隣の住民の方々、公園内の清掃人の方など
    自然に足を止めて頂き聴いて頂きました。




    ★13.1-13.3:セントラルパーク演奏風景

    今年の活動のもう一つの特記事項として同12日午後、マンハッタン
    より北東方面へ車で約1時間、ニューヨーク州ウエストチェスター郡
    に所在する日系の某高等学校においても初めてメンバー一同現地を
    訪れ、小演奏会を開催させて頂きました。

    明日の未来を切り開く次世代の学生の皆様に多少なりとも9/11の
    真実を音楽を通してお伝えするために、かねてより計画をしており
    ましたが、15周年の節目にあたり、関係者の皆様のご理解とご協力
    の元にようやく無事に実現することが出来ました。

    緑豊かな同校の敷地内のカフェテリアにて、音楽授業内のワーク
    ショップ、並びに放課後のミニコンサートの形式にて、現地に
    通われる学生の皆様、教職員の皆様に対し、前日、NYBCでの
    追悼演奏会の縮小版のプログラムにて心ばかりの演奏をお届けして
    参りました。

    自分なりにこれまで体験し貫いてきた音楽活動の内容のほんの
    わずかな概要をワークショップでの学生の皆様との質疑応答にて
    お答えし、小演奏会においても昨日同様に無心の演奏を奏でて
    参りました。
    本演奏会においても聴いて頂いた学生の皆様、教職員の皆様、
    そして、多大なご配慮を頂いた関係者の皆様に対し、深く感謝御礼
    申し上げたいと存じます。





    ★14.1-14.4:某日系高等学校での演奏風景

    あれから15年。NYの復興の確かな足取りを改めて感じ取る事が出来
    た反面、15年前のグラウンド・ゼロの凄惨な光景。太古の恐竜が
    最後に行きつくとされる墓場に遭遇したかのような巨大な残骸が
    幾重にも積み重なり、クレーンが不気味な機械音を上げて撤去作業
    を繰り返し、約3000の地中深くに叩き落され絶命した無念の魂の
    深い阿鼻叫喚がビルの谷間にいつまでもこだまするあの原点の
    光景を決して忘れず、音楽を通して伝え続けていく決意を今年も
    新たにしました。

    来年は、16年目となりますが、再び一昨日夜9月17日ニューヨーク
    マンハッタン繁華街にて発生した事件が暗示するように、世界各地
    に蔓延する過激思想家によるテロの懸念、そして、家を追われ、
    屋外など危険で不衛生な場所に寝泊まりする世界で数百万人以上
    ともいわれる難民・避難民の問題等、世界情勢の不透明感は依然
    として回復の兆しは見えず、より混沌とした様相を呈している様
    に伺えます。

    だからこそ、今一度、目の前の豊かさの前に忘れ去られた過去の
    罪なき犠牲者の無念の想い、御遺族のどこにもぶつけることの
    出来ない怒り、哀しみ、あきらめがあることを忘れず、多少なり
    ともその想いに寄り添い、次の世代に対し、負の連鎖、暴力の連鎖
    に未来は無いこと、そして、平和への祈りの連鎖こそが明日の平和
    を創り続けることを胸に秘め、微力ながら音楽を通して、次の未来
    の世代に粘り強く語り継いでいきたいと想います。

    今年も改めてこのNYの地にてたくさんの皆様より頂いたご厚情に深く
    感謝しつつ、今後とも引き続きJAQUWA/寂和は、新たな創作活動を
    楽曲制作、編曲、意匠制作、そして、異なる分野の専門家の方々
    とのコラボレーション等、多方面に探りながら、貪欲に成長すべく
    邁進して参りたいと存じます。


    ★18:NY残照


    ★19:NY来光

    以上
    JAQUWA-masAto/
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