2014.09.19 Friday
9/11 Victims Memorial Concert @ NY Buddhist Church, Central Park, 13th Anniv memorial date of 9/11 attacks
2014年9月7日14:00〜米国同時多発テロから13年を目前にした週末。
今年は初めてNYマンハッタン島の北西、アッパーウエスト地区、
ハドソン川沿いのリバーサイド公園に面した閑静な住宅街に佇む
小さなお寺"NY Buddhist Church"にて、追悼演奏会を開催させて
頂く機会に恵まれました。
今年は「鎮魂と明日への希望」と題し、追悼の主旨に賛同頂いた
素晴らしいアーティストの皆様と共に、心ばかりの演奏をお届け
して参りました。
1938年にSeki Hozen師により建立され、第二次世界大戦の混乱を
潜り抜けて静かにたたずむこのお寺の正面には広島で被爆しその後
広島の実業家によって寄贈された親鸞聖人の立像がひっそりと
佇んでいます。
9月7日(日)11:00より9/11追悼の法要が建物の外そして屋内に移り
静かに執り行われ、13年目の祈りが捧げられていました。
人種も風習も背景も全く異なった様々な人々が自然に集まり、祈り
を捧げる姿は、宗教を越えて地域のコミュニティの場を提供する
意義も同時に果たしているのではないかと感じられました。
今回の追悼演奏会では、新たなチャレンジとして初めて、
ヴァイオリニストの内田沙理さん、ピアニスト、作編曲家・
サウンドクリエーターの竹腰コウセイさんと僕(箏,Sax,Piano,
Vocal)の初のトリオ編成で挑み、新編成用にリアレンジした
JAQUWAの新曲"Silk Waltz(Green Silk Road)"、従来のJAQUWA
スタンダード楽曲"pArfait Amour""SAQURA-soul"をお届けし、
内田さんのヴァイオリン独奏"Chaconne"そして、竹腰さんの楽曲
"Life"も併せてお贈りしました。
そして、プログラム最後に依然として世界中で繰り返されるテロ・
紛争等により難民生活を余儀なくされる人々、そして、子供達に
明日への希望がもたらされる事をお祈りし"white-wAll"も同様に
新編成用にリアレンジしてお届けしました。
加えて今回のツアーにはこれまで9/11に関するイベントを長らく
企画公演してこられた沖縄のイベンター・アーティストの新垣朝一
さんにも同行頂きました。
会場内に流れる13年前の凄惨な事件への追憶と犠牲者への追悼の
祈りが満ち溢れるSpritualな空間の中、無心の演奏を捧げる事が
出来ました。
幸運にもプログラムの最後にご来場頂いた皆様より暖かな拍手と
共にアンコールも頂き、感謝を込めて"Scarborough Fair"をお贈
りしました。
演奏を終えた直後に、当時貿易センタービルに働いておられ、
幸いにも無事に避難できたもののビルから飛び降りる人々を目撃
された凄惨な恐怖体験の断片を切々と語られる方、始めて見る
和楽器に興味を持たれた方々等、会場の皆様より数多くお声掛けを
頂きました。
改めて今回の9/11追悼演奏会開催に伴い、ご理解ご支援頂いたNY
Buddhist Churchの関係者の皆様、ご来場頂いた皆様、共演・同行
頂いた関係者の皆様に深く感謝御礼申し上げます。
翌日9月8日にも、Central Parkの中央にある泉の前にて、追悼演奏
を同様に今回のトリオ編成にて行って参りました。
この場所でも演奏直後に演奏に関心を示された方々より暖かな声を
掛けて頂きました。
13年前の9月、未曾有の大事件を前にあまりにも無力な自分に出来る
事は何かを自問自答し、ささやかな活動として音楽を通して、日本の
伝統楽器の箏の音色を通じて犠牲となった方々の魂を弔う追悼演奏活動
を行う事が微力ながらせめてもの恩返しに繋がるのではないかと一念発起
しこれまで続けて参りました。
あれから13年、今年はNY市長もBill de Blasio氏に代わり、更に記憶の
風化が加速していく中、一方でイスラム国に対しての空爆、地上戦
の開始へとテロとの戦いは収束するどころか更に拡大の一途を辿る
先の見えない混沌とした様相を呈している様に伺えます。
だからこそ暴力の連鎖の影に常に罪なき犠牲者、そして御遺族の嘆き、
生存者の苦悩がある事を忘れず微力ながら語り継いでいきたいと
想います。
再びこの地で新たな場所で演奏の機会に恵まれた事に改めて深く感謝
すると共にこれからも引き続き粘り強くこの活動を続けて参りたいと
存じます。
そして更に新曲、新アレンジ、そして新たなデザインを模索創作し、
音楽的にも貪欲に成長し続けて参りたいと想います。
次回は、9月23日(火)11:00〜12:00レインボータウンFMイレブン
ミュージック-羽純とHappy Life-にてゲスト出演させて頂く予定です。
今回のJAQUWA-NYトリオ・アンサンブルのセッション音源もオンエア
頂く予定ですので、ご関心のある方はどうぞお楽しみに。(^^)
- Ustream RainbowtownFM 79.2MHZ
http://www.ustream.tv/channel/rainbowtownfm
- Webラジオ
サイマルラジオ
http://www.simulradio.jp/
※レインボータウンFMの【放送を聴く】をクリック
加えて9月28日(日)16:00〜@神田エッサムホールにて、
日緬国交60周年記念ミャンマー芸能文化交流会
〜ビルマの竪琴と日本の箏〜に出演させて頂く予定です。
http://www.7starsislands.com/
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
●Program: JAQUWA - 9/11 Memorial Concert at NY Buddhist Church
on 2:00pm, Sunday, September 7th, 2014
1) Quiet Lights: Soprano Saxophone Solo
2) pArfait Amour (part-1): Koto, Violin, Piano/Keyboard
3) Silk Waltz (Green Silk Road): Koto, Violin, Piano/Keyboard
4) Chaconne: Violin Solo
5) SAQURA-soul: Piano/Vocal, Violin, Keyboard
6) Life: Piano, Violin, Koto
7) white-wAll: Koto/Vocal, Violin, Piano/Keyboard
Encore: Scarborough Fair
#1,2,3,5,7: Comp/Lyrics: Masato Muto、
#4: Featuring: Sally Uchida
#6: Featuring/Comp: Kosei Takekoshi
Encore: "Scarborough Fair": British traditional folk song
以上
masAto/
今年は初めてNYマンハッタン島の北西、アッパーウエスト地区、
ハドソン川沿いのリバーサイド公園に面した閑静な住宅街に佇む
小さなお寺"NY Buddhist Church"にて、追悼演奏会を開催させて
頂く機会に恵まれました。
今年は「鎮魂と明日への希望」と題し、追悼の主旨に賛同頂いた
素晴らしいアーティストの皆様と共に、心ばかりの演奏をお届け
して参りました。
1938年にSeki Hozen師により建立され、第二次世界大戦の混乱を
潜り抜けて静かにたたずむこのお寺の正面には広島で被爆しその後
広島の実業家によって寄贈された親鸞聖人の立像がひっそりと
佇んでいます。
9月7日(日)11:00より9/11追悼の法要が建物の外そして屋内に移り
静かに執り行われ、13年目の祈りが捧げられていました。
人種も風習も背景も全く異なった様々な人々が自然に集まり、祈り
を捧げる姿は、宗教を越えて地域のコミュニティの場を提供する
意義も同時に果たしているのではないかと感じられました。
今回の追悼演奏会では、新たなチャレンジとして初めて、
ヴァイオリニストの内田沙理さん、ピアニスト、作編曲家・
サウンドクリエーターの竹腰コウセイさんと僕(箏,Sax,Piano,
Vocal)の初のトリオ編成で挑み、新編成用にリアレンジした
JAQUWAの新曲"Silk Waltz(Green Silk Road)"、従来のJAQUWA
スタンダード楽曲"pArfait Amour""SAQURA-soul"をお届けし、
内田さんのヴァイオリン独奏"Chaconne"そして、竹腰さんの楽曲
"Life"も併せてお贈りしました。
そして、プログラム最後に依然として世界中で繰り返されるテロ・
紛争等により難民生活を余儀なくされる人々、そして、子供達に
明日への希望がもたらされる事をお祈りし"white-wAll"も同様に
新編成用にリアレンジしてお届けしました。
加えて今回のツアーにはこれまで9/11に関するイベントを長らく
企画公演してこられた沖縄のイベンター・アーティストの新垣朝一
さんにも同行頂きました。
会場内に流れる13年前の凄惨な事件への追憶と犠牲者への追悼の
祈りが満ち溢れるSpritualな空間の中、無心の演奏を捧げる事が
出来ました。
幸運にもプログラムの最後にご来場頂いた皆様より暖かな拍手と
共にアンコールも頂き、感謝を込めて"Scarborough Fair"をお贈
りしました。
演奏を終えた直後に、当時貿易センタービルに働いておられ、
幸いにも無事に避難できたもののビルから飛び降りる人々を目撃
された凄惨な恐怖体験の断片を切々と語られる方、始めて見る
和楽器に興味を持たれた方々等、会場の皆様より数多くお声掛けを
頂きました。
改めて今回の9/11追悼演奏会開催に伴い、ご理解ご支援頂いたNY
Buddhist Churchの関係者の皆様、ご来場頂いた皆様、共演・同行
頂いた関係者の皆様に深く感謝御礼申し上げます。
翌日9月8日にも、Central Parkの中央にある泉の前にて、追悼演奏
を同様に今回のトリオ編成にて行って参りました。
この場所でも演奏直後に演奏に関心を示された方々より暖かな声を
掛けて頂きました。
13年前の9月、未曾有の大事件を前にあまりにも無力な自分に出来る
事は何かを自問自答し、ささやかな活動として音楽を通して、日本の
伝統楽器の箏の音色を通じて犠牲となった方々の魂を弔う追悼演奏活動
を行う事が微力ながらせめてもの恩返しに繋がるのではないかと一念発起
しこれまで続けて参りました。
あれから13年、今年はNY市長もBill de Blasio氏に代わり、更に記憶の
風化が加速していく中、一方でイスラム国に対しての空爆、地上戦
の開始へとテロとの戦いは収束するどころか更に拡大の一途を辿る
先の見えない混沌とした様相を呈している様に伺えます。
だからこそ暴力の連鎖の影に常に罪なき犠牲者、そして御遺族の嘆き、
生存者の苦悩がある事を忘れず微力ながら語り継いでいきたいと
想います。
再びこの地で新たな場所で演奏の機会に恵まれた事に改めて深く感謝
すると共にこれからも引き続き粘り強くこの活動を続けて参りたいと
存じます。
そして更に新曲、新アレンジ、そして新たなデザインを模索創作し、
音楽的にも貪欲に成長し続けて参りたいと想います。
次回は、9月23日(火)11:00〜12:00レインボータウンFMイレブン
ミュージック-羽純とHappy Life-にてゲスト出演させて頂く予定です。
今回のJAQUWA-NYトリオ・アンサンブルのセッション音源もオンエア
頂く予定ですので、ご関心のある方はどうぞお楽しみに。(^^)
- Ustream RainbowtownFM 79.2MHZ
http://www.ustream.tv/channel/rainbowtownfm
- Webラジオ
サイマルラジオ
http://www.simulradio.jp/
※レインボータウンFMの【放送を聴く】をクリック
加えて9月28日(日)16:00〜@神田エッサムホールにて、
日緬国交60周年記念ミャンマー芸能文化交流会
〜ビルマの竪琴と日本の箏〜に出演させて頂く予定です。
http://www.7starsislands.com/
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
●Program: JAQUWA - 9/11 Memorial Concert at NY Buddhist Church
on 2:00pm, Sunday, September 7th, 2014
1) Quiet Lights: Soprano Saxophone Solo
2) pArfait Amour (part-1): Koto, Violin, Piano/Keyboard
3) Silk Waltz (Green Silk Road): Koto, Violin, Piano/Keyboard
4) Chaconne: Violin Solo
5) SAQURA-soul: Piano/Vocal, Violin, Keyboard
6) Life: Piano, Violin, Koto
7) white-wAll: Koto/Vocal, Violin, Piano/Keyboard
Encore: Scarborough Fair
#1,2,3,5,7: Comp/Lyrics: Masato Muto、
#4: Featuring: Sally Uchida
#6: Featuring/Comp: Kosei Takekoshi
Encore: "Scarborough Fair": British traditional folk song
以上
masAto/